消化器がんの恐れがある症状|センター北消化器・内視鏡Jクリニック|胃カメラ・大腸カメラ・肛門診療

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消化器がんの恐れがある症状

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便秘が続いている・細い便が出る

便秘とは「本来排泄すべき便が大腸内に滞ることによる兎糞状便(とふんじょうべん:兎の糞のようにコロコロした便)・硬便、排便回数の減少や、糞便を快適に排泄できないことによる過度な怒責、残便感、直腸肛門の閉塞感、排便困難感を認める状態」と定義されています。よく「数日間便が出ていない」とご来院され相談される方がいますが、便の排泄状況は人それぞれです。適度に排便がある方でも上記のような症状がある方は便秘と診断されます。 また慢性便秘症とは上記のような症状が慢性的に持続することによって、お仕事や普段の生活、睡眠などに支障をきたし、検査、食事、生活指導や薬物治療が必要な状態を指します。

排便時に血が出る・黒い便が出る

排便時出血で最も多い原因は切れ痔やいぼ痔です。いぼ痔や切れ痔がある患者様の半数で排便時出血を認めると言われています。 お尻から血が出るため、大腸の病気があるのではないかと思われがちですが、胃や小腸からの出血でも血便を排出することはあります。 出血している部位によって排便時の出血の色は違い、主に大腸からの出血は鮮血(真っ赤な血)がでます。また食道や胃、小腸、大腸の前半部分から出血している場合には黒色便(黒い便)として排泄されるため、排出された血液の色によって、大体の出血部位を予想することも可能です。 いずれにしても何かしらの原因で出血していることは明らかですので止血が必要となります。 出血が出る疾患としては上部消化管(食道から十二指腸までの管の臓器)では逆流性食道炎、食道がん、胃潰瘍、胃炎、胃がん、十二指腸潰瘍などが主な疾患です。 下部消化管(小腸から肛門までの管の臓器)の疾患は、小腸腫瘍、小腸憩室、感染性腸炎、大腸がん、大腸ポリープ、炎症性腸疾患、大腸憩室、などが挙げられます。

急に体重が減った

体重減少というと、どのくらいの期間でどのくらいの体重が減った状態を言うかご存知でしょうか? 医学的には「特別なダイエットをしていないにも関わらず、半年から1年で4.5kg以上の体重減少もしくは体重の5%以上の減少」のことを言います。

身体がだるい・倦怠感がある

消化管がんに伴う倦怠感は、がん悪液質・栄養不良・痛み・貧血・炎症・電解質異常・精神的ストレスなど、複数の要因が関与して起こります。 休息しても改善しにくく、日常生活に支障をきたすことが多いのが特徴です。 進行がんでは特に頻度が高く、患者の50〜80%が倦怠感を感じるとされています。 原因ががんかどうかを判断するには医療機関での診察や検査が必要です。 直接的な治療法はありませんが、痛み・貧血・不眠・不安の改善や軽い運動療法で症状の軽減が期待できます。

食欲がない

食欲不振の主な原因は、胃炎・胃潰瘍・胃がん・食道がん・十二指腸潰瘍・肝疾患・膵炎などの消化器系の異常による胃腸機能の低下や痛みです。 また、心不全・腎臓病・甲状腺機能低下症などの全身疾患、ストレス・不安・不眠・生活習慣の乱れ・過度な飲酒なども影響します。 特に消化器がんでは、がん自体による消化吸収障害や、サイトカイン分泌・がん悪液質による代謝異常が食欲低下を引き起こします。がん患者の約75〜80%に食欲不振がみられるとも言われています。 初期のがんは自覚症状が少ないため、定期的な健康診断や内視鏡検査による早期発見が重要です。

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