大腸の疾患|センター北消化器・内視鏡Jクリニック|胃カメラ・大腸カメラ・肛門診療

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大腸の疾患

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感染性腸炎

ウイルスや細菌、寄生虫などの病原体が腸管に侵入・定着・増殖し、炎症や消化器症状を起こす疾患です。 主な原因はノロウイルス、ロタウイルス、腸炎ビブリオ、サルモネラ、病原大腸菌、赤痢菌、カンピロバクターなどの細菌やウイルスです。

虚血性腸炎

虚血性腸炎は、大腸の血流が低下することで大腸粘膜に炎症や潰瘍が起こる疾患で、高齢者や便秘がちな女性に多く見られ、急に左下腹部痛が起こり、その後血便や下痢、時に吐き気や嘔吐を伴うこともあります。ほとんどは一過性の症状で、短期間で治ることが多いですが、重症の場合や壊死に至る場合は入院治療や手術が必要となることもあります。

過敏性腸症候群

皆様は「なんとなくお腹が痛い」、「便秘や下痢を繰り返す」といったお腹の不調に悩まされたことはありませんか? IBSは腹痛や便通異常(便秘や下痢)が3ヶ月間の間に度々起こったりもしくは継続的に続いてしまう病気です。 お腹の不調で大腸カメラを行っても一見何も異常がなく、正常と言われてしまうこともありますが、がんや炎症性腸疾患がない場合にはIBSの可能性があります。

大腸ポリープ

大腸の粘膜から内側にできるできものの総称です。大腸ポリープは主に腫瘍性(良性腫瘍と悪性腫瘍どちらも含みます)と非腫瘍性に分類されます。将来的に大腸がんになる可能性がある腫瘍性ポリープは「腺腫(せんしゅ)」といい、発見された段階で切除することが大切です。一方、非腫瘍性ポリープには炎症性や過形成ポリープ、若年性ポリープ(過誤腫性)があり、通常はがん化しにくいものです。

大腸憩室症

腸の壁が弱くなり、腸管の中の圧力によって腸の内側にある粘膜が袋状に外へ突き出た「憩室(けいしつ)」ができた状態です。憩室ができてしまう原因は、食物繊維不足による便秘で腸の中の圧力が上昇し、さらに加齢による腸の壁の弾力低下が組み合わさることで、腸の壁の弱い部分が押し出されると考えられています。憩室自体は無症状ですが、炎症(憩室炎)や出血(憩室出血)を引き起こすことがあります。 大腸憩室は消化器にできる憩室の中で最も頻度が高く、年齢とともに増加し、多発して見られることもあります。 日本では右側の大腸に多く見られると言われていますが、最近は欧米での好発部位である左側の大腸(S状結腸や下行結腸)の憩室が増加傾向にあります。 日本では大腸憩室を持っている方は20%程度いると言われています。

潰瘍性大腸炎・クローン病

主に大腸の粘膜を侵し、びらんや潰瘍を形成する原因不明の炎症が大腸に広がる病気です。病変は主にお尻に近い大腸である直腸から始まり連続して広がっていきます。経過中に良くなったり悪くなったりを繰り返し腸管の炎症や腸管の外の臓器まで合併症を引き起こすこともあります。また、長年炎症に侵されると大腸がんの発症リスクも上がるとされています。若い方に好発し典型的な症状としては粘血便、下痢、腹痛などを引き起こします。日本での有病率は欧米より低いですが、近年増加傾向にあり、2015年の疫学調査によれば推定患者様は約22万人に上ると言われています。

大腸がん

大腸がんは、大腸に発生する悪性腫瘍です。大腸がんは、早期発見と適切な治療が重要で、進行すると便が詰まってしまったり、出血する可能性があります。さらに進行すると、遠隔転移といって、大腸以外の臓器(主に肝臓や肺)に転移して転移先の臓器の機能を失わせ、最終的には命に関わる状況となります。

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