身体がだるい・倦怠感がある
身体がだるい・倦怠感がある

消化管がんに伴う倦怠感や身体のだるさは、がん悪液質やがんそのものの影響、さらに栄養状態の悪化、痛み、貧血、炎症、電解質異常、精神的ストレス(不安やうつ)など多様な要因によって引き起こされます。これらの倦怠感は持続的で、休息では改善しにくく、日常生活に大きな影響を及ぼすことが知られています。
倦怠感が出た場合、必ずしもがんが進行しているとは限りませんが、消化管がん患者においては進行がんで特に倦怠感の頻度が高くなり、全身症状として現れやすいです。がんと診断された患者でも30%以上が倦怠感を感じ、進行期や末期がん患者では50〜80%にのぼるとされています。
倦怠感が、がんによるものかどうかはまず医療機関で検査や診察を受けることが大切です。また、倦怠感に対する直接の治療法は確立されていませんが、痛みや貧血、不眠、不安などの原因症状の治療や運動療法で軽減が期待されます。
些細な症状でも見逃さず、上記のような体の不調がある際には一度ご相談ください。
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