各種検査
各種検査

当院では、採血・採尿検査、超音波検査、内視鏡検査、便潜血反応検査、レントゲン検査、ピロリ菌検査を行うことができます。これらの検査を行い消化器疾患の鑑別を行い治療へと繋げていきます。
体の中の電解質の組成や肝臓や腎臓、膵臓などの臓器の異常、また貧血の有無など幅広く検査することが可能です。気になる症状がある方は症状に合わせて検査項目を組み合わせて検査いたします。肝炎ウィルスや各種腫瘍マーカー(体内にできた腫瘍が作り出す特定の物質)の測定も可能ですので、ご希望の検査項目がありましたら、なんでもお申し付けください。院内で採血した検体は院外で処理を行いますので結果が出るまで数日〜1週間程度のお時間をいただく可能性がありますのでご了承ください。
尿検査では腎臓の機能だけでなく、尿路感染症や糖尿病の検査、尿中の蛋白の有無などを調べ生活習慣病の検索にも役立ちます。
院内で採尿し、院外で処理を行いますので、結果報告まで数日程度のお時間をいただきます。
便潜血は便の中に血が混じっていないかを調べる簡単な検査です。便に血が混じる原因として最も多い原因は痔核(いぼ痔や切れ痔)ですが、中には大腸がんやポリープ、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)、消化性潰瘍によっても陽性となることがあります。陽性となった場合にはまず原因検索として内視鏡検査をお勧めしています。
腹部レントゲン検査は、腹部の消化器系や泌尿器系の疾患の発見ができる検査です。便秘や腸閉塞、腸穿孔、石灰化、胆石、尿管結石などの有無を確認することができます。被曝によるリスクがありますが、被曝量は一般的に1.0〜1.3mSv程度とされており、自然放射線被曝の数日分に相当する程度で、人体への影響はほとんどないと考えられています。
胸部レントゲンも撮影可能ですので健康診断にも対応可能です。
肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓など腹部の複数の臓器をリアルタイムで観察できる超音波検査です。検査自体は痛みもなく放射線被曝のリスクもありません。またリアルタイムで画像を確認できるため、急性期の疾患の鑑別に非常に役立ちます。検査時間は10分程度で終了し、即日検査結果をお伝えできます。
当院では院長および検査技師による検査を行います。
腹部以外の心臓、下肢血管、頚部血管の検査にも対応していますので、ご希望があればお申し付けください。
ピロリ菌を調べる検査は採血や採尿、採便、内視鏡検査による組織検査など様々ありますが、尿素呼気試験は感度(病気である人が検査で正しく陽性とされる割合)・特異度(病気でない人が検査で正しく陰性とされる割合)ともに高く、最も信頼できる検査となります。
検査は特別な標識がついた元素を含む尿素(安定同位元素の13Cが含まれた尿素:13CO2)を飲んでいただき、尿素内服前の二酸化炭素量と内服後の二酸化炭素量を測定し、ピロリ菌の有無を調べます。ピロリ菌がいると、ピロリ菌が持つウレアーゼ活性によって13CO2が分解され特定の二酸化炭素(13C)の量が増えるため、この変化で感染が確認できます。30分程度の検査で、院内に検査機器がありますので、同日検査結果をお伝えすることができます。検査前の食事は4〜6時間の絶食が必要であったり、胃薬を飲んでいる方は事前に中止が必要など注意事項があります。その他、注意事項などは都度お伝えしますのでまずは御来院いただきご相談ください。
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